外壁の塗料って何を選んでよいか分かりづらいですよね?
こちらでは、外壁塗料を5つに分け、それぞれの特徴を初心者でも分かりやすくまとめております。初めて外壁塗装をする方は必見です!
外壁塗装の塗料とは?
塗料は主に顔料と樹脂から成り立っています。
顔料は塗料の色やツヤを決めるもので、耐久性に関わるのが樹脂。
樹脂はアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素の4つがあり、この順に耐久性が高くなります。
アクリル・ウレタンは耐久性が低いため、現在は外壁や屋根の塗装にはほとんど使用されていないです!
主流はシリコンです。
フッ素は価格が高いですが、最近では価格を抑えたものも登場し、普及が進みつつあります。
2012年に開発されたラジカル塗料も人気です!
塗膜が劣化しにくく、高い耐久性を持ち、価格はシリコンとほぼ同程度ながら、耐久性はシリコンよりも高いのが特徴です。
シリコンに変わって今後の主流になると予想されています。
一般的な塗料に含まれてる樹脂が有機物(炭素を含むもの)であるのに対し、セラミックやケイ素などの無機物(炭素を含まないもの)を配合した塗料を無機塗料といいます。
無機塗料の最大のメリットは紫外線に対する強さで、塗料の中では最も耐久性が高い塗料です。
塗料の種類とグレード
塗料の種類 | かつての主流 ウレタン |
最も使用されている シリコン |
人気急上昇中 ラジカル |
高耐久 フッ素 |
耐久性NO.1 無機 |
ウレタン系の合成樹脂を主成分とする塗料 | シリコン系の合成樹脂を主成分とする塗料 | アクリルやシリコンの「ラジカル」という劣化因子を抑制した塗料 | フッ素の合成樹脂を主成分とする塗料 | セラミックやケイ素などの無機物を含んだ塗料 | |
耐用年数の目安 | 8~10年 | 10~15年 | 12~17年 | 15~20年 | 20~25年 |
費用の目安(㎡当たりの単価) | 約1,700円~ | 約2,300円~ | 約2,500円~ | 約3,800円~ | 約4,300円~ |
概要 | 木部や雨どいなどの付帯物に用いられる。耐久性が低く外壁や屋根いはあまり使われない。 | 価格と性能のバランスがよく、現在最も使用されている。 | 紫外線で劣化しにくい。価格はシリコンとほぼ同程度で耐久性はシリコンより高く、コスパに優れる。 | 耐久性が非常に高く、公共建設や大型物件などにも使用されている。価格は高め。 | 耐久性が最も高い。色あせしにくく、汚れもつきにくい。ここ数年で開発が進んだ新しい塗料。価格は高め。 |
メリット | 価格が安い、柔らかい性質がある | 紫外線に強い、汚れにくい | チョーキングが発生しにくい、汚れにくい(シリコンより汚れにくい)、防カビ・防藻性が高い、下地を選ばない、雨でも施工可能な商品がある | 耐久性が非常に高い、汚れにくい(シリコンより汚れにくい)、防カビ・防藻性が高い、ツヤが長持ちする | 耐久性が非常に高い、汚れにくい(シリコンより汚れにくい)、防カビ・防藻性が高い、不燃性が高い |
デメリット | 耐久性が低い | 密着性が低い(下地調整や下塗りの選定が重要)、年数が経つとひび割れしやすい、注意シリコン含有量により性能が大きく変わる | 濃い色はできない、注意2012年に登場した新しい塗料なので、実際に10年以上経過した建物がない | 高価、職人の知識、技術が必要 | 非常に高価、職人の知識、技術が必要、注意塗料にほんの少しの無機物を入れただけのものあり、耐久性がシリコンやフッ素と変わらない商品もある |
こんな人におすすめ | とにかくコストを抑えたい、こまめに塗り替えたい | 10年周期で塗り替えを検討している | コスパを重視したい、雨の日でも塗装したい | 塗装工事費用は高くても、コスパを重視したい、塗り替え回数を減らしたい | 塗装工事費用は高くても、コスパを重視したい、塗り替え回数を減らしたい、塗り替えはこれで最後にしたい |
代表的な商品 | グリーンマイルドウレタン(エスケー化研)、水性ファインウレタンU100(日本ペイント) | クリーンマイルドシリコン(エスケー化研)、ファインシリコンフレッシュ(日本ペイント) | パーフェクトトップ(日本ペイント)、エスケープレミアムシリコン(エスケー化研) | ルミステージ(AGCコーテック)、ファイン4Fセラミック(日本ペイント) | アプラウドシェラスターII(日本ペイント)、アレスダイナミックMUKI(関西ペイント) |
塗料の種類 | かつての主流 ウレタン塗料 | 最も使用されている シリコン塗料 | 人気急上昇中 ラジカル塗料 | 高耐久 フッ素塗料 | 耐久性NO.1 無機塗料 |
---|---|---|---|---|---|
特徴 | ウレタン系の合成樹脂を主成分とする塗料 | シリコン系の合成樹脂を主成分とする塗料 | アクリルやシリコンの「ラジカル」という劣化因子を抑制した塗料 | フッ素の合成樹脂を主成分とする塗料 | セラミックやケイ素などの無機物を含んだ塗料 |
耐用年数の目安 | 8~10年 | 10~15年 | 12~17年 | 15~20年 | 20~25年 |
費用の目安(㎡当たりの単価) | 約1,700円~ | 約2,300円~ | 約2,500円~ | 約3,800円~ | 約4,300円~ |
概要 | 木部や雨どいなどの付帯物に用いられる。耐久性が低く外壁や屋根いはあまり使われない。 | 価格と性能のバランスがよく、現在最も使用されている。 | 紫外線で劣化しにくい。価格はシリコンとほぼ同程度で耐久性はシリコンより高く、コスパに優れる。 | 耐久性が非常に高く、公共建設や大型物件などにも使用されている。価格は高め。 | 耐久性が最も高い。色あせしにくく、汚れもつきにくい。ここ数年で開発が進んだ新しい塗料。価格は高め。 |
メリット | 価格が安い、柔らかい性質がある | 紫外線に強い、汚れにくい | チョーキングが発生しにくい、汚れにくい(シリコンより汚れにくい)、防カビ・防藻性が高い、下地を選ばない、雨でも施工可能な商品がある | 耐久性が非常に高い、汚れにくい(シリコンより汚れにくい)、防カビ・防藻性が高い、ツヤが長持ちする | 耐久性が非常に高い、汚れにくい(シリコンより汚れにくい)、防カビ・防藻性が高い、不燃性が高い |
デメリット | 耐久性が低い | 密着性が低い(下地調整や下塗りの選定が重要)、年数が経つとひび割れしやすい、注意シリコン含有量により性能が大きく変わる | 濃い色はできない、注意2012年に登場した新しい塗料なので、実際に10年以上経過した建物がない | 高価、職人の知識、技術が必要 | 非常に高価、職人の知識、技術が必要、注意塗料にほんの少しの無機物を入れただけのものあり、耐久性がシリコンやフッ素と変わらない商品もある |
こんな人におすすめ | とにかくコストを抑えたい、こまめに塗り替えたい | 10年周期で塗り替えを検討している | コスパを重視したい、雨の日でも塗装したい | 塗装工事費用は高くても、コスパを重視したい、塗り替え回数を減らしたい | 塗装工事費用は高くても、コスパを重視したい、塗り替え回数を減らしたい、塗り替えはこれで最後にしたい |
代表的な商品 | グリーンマイルドウレタン(エスケー化研)、水性ファインウレタンU100(日本ペイント) | クリーンマイルドシリコン(エスケー化研)、ファインシリコンフレッシュ(日本ペイント) | パーフェクトトップ(日本ペイント)、エスケープレミアムシリコン(エスケー化研) | ルミステージ(AGCコーテック)、ファイン4Fセラミック(日本ペイント) | アプラウドシェラスターII(日本ペイント)、アレスダイナミックMUKI(関西ペイント) |
失敗しないための外壁塗装のポイント!
外壁塗装を成功させるポイントは、塗料選びになります。
「塗料は高ければ高いほど耐久性があり、良いのは分かるけど、あまりお金はかけられない・・・」という方がほとんどだと思います。
そこで、予算以外に塗料を選ぶ大事なポイントは、「今後の塗り替え計画」です。
例えば、初めての外壁塗装の方は、築10~15年程度の家が多い方と思います。
30歳で家を建てて、現在45歳、子供が小、中学生。これから子供の学費などで出費がかかるので、塗装後はしばらくメンテナンスができない・・・。
そんな方は、耐久性の高いラジカル以上のタイプがお薦めです。
子供が大学を卒業し、お金の出費が落ち着いた段階で、2回目の外壁塗装がくるように計画すると、資金繰りもちょうどよく、お勧めプランです!
また、築40年ぐらいの家に、フッ素や無機などの高耐久性塗料を選ぶのは、今後住み替え、建て替えもあり得ることを考慮すれば、オーバースペックになります。
ですので、次回のメンテナンスのタイミングを考慮すると、塗料のグレードが決まってきます!
塗料選びについては、なかじま塗装では、私たちがお伺いして、外壁の状況、築年数、劣化具合から判断して、お勧めの塗料をご提案させていただいておりますので、ご安心ください。
見積は無料です。お気軽にお問い合わせフォームより、お申込みください。