昨今、お客様から「秦野市の外壁塗装の助成金があるってネットで見たのですが、使えますか?」という問い合わせが増えてきています。
結論から言いますと、2024年現在で、秦野市で外壁塗装の助成金はありません。
秦野市役所のホームページでも、「現在秦野市でご案内しているものはございません。」と掲載しております。
【参照】秦野市以外でも外壁塗装で補助金が使えるケースは、ほとんどありません。
ただ、ネット上では、「助成金が使えます!」との誤った情報が出ているのが散見されます。
「助成金が使えるかチェックできます」というような広告も増えてきており、トラブルも急増しておりますので、ご注意ください。
助成金が適用されるケースの実例紹介
外壁塗装工事の単体の助成金は、秦野市でありませんが、外壁塗装工事に絡む工事の支援制度(補助金)は、あります。
下記の工事も一緒に検討されている方は、助成金の対象になります。
- 窓の交換も一緒に工事を検討されている方
- 耐震工事を検討されている方
- 省エネ・断熱工事を検討されている方
上記に当てはまる方は、上記の工事と一緒に外壁塗装工事をする際は、助成金対象となります。
窓の交換も一緒に工事を検討されている方は、窓リノベがお得!
現在国の助成金として、先進的窓リノベ2024事業があります。
窓(サッシ)を断熱性の高いタイプに交換すると、補助金がもらえる事業です。
窓を交換する際は、足場と外壁を補修するための塗装工事も伴うケースが多いので、窓も一緒に交換されたい方にはおすすめです。
例えば、2階の窓で足場がないと交換できないような場合、外壁塗装工事の足場と一緒に工事を行えば、補助金が活用できます。
窓4か所交換するなら、41万円の補助金例も!
例えば、2階の窓を腰窓(腰ぐらいの高さの窓)を2か所、ベランダに出る窓(掃き出し窓)を2か所交換した場合の補助金は、
118,000円/箇所 × 2か所 + 87,000円 × 2か所 =410,000円
窓4か所交換したこちらのケースでは、41万円の補助金がもらえ、足場代相場の20万円以上も補助金がもらえることになります。
今1番利用者が多いのが、こちらの補助金です。
なかじま塗装は、窓も一緒に工事することができます!
耐震工事を検討されている方
耐震工事を検討されている方は、秦野市木造建築物耐震改修工事等補助事業があります。
耐震診断、耐震設計、耐震改修の3つに補助金が出ます。
対象住宅は、昭和56年6月1日前に着工した地上2階建以下の木造建築物で、一戸建の住宅に該当する方です。
耐震改修は、時間と費用がかかる工事なり、住みながら工事が難しいリフォームになります。費用も1000万円以上の工事になるケースがほとんどなので、耐震改修を本気で検討されている方にしかおすすめできません。
省エネ・断熱工事を検討されている方
現在、神奈川県で、神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金があります。
窓・壁等の断熱化工事を行う際に支援してもらえる制度です。
補助率は、補助対象経費に3分の1を乗じた額又は20万円のうち、いずれか低い額を上限としております。
対象住宅が、耐震性能を確保した住宅又は現行の耐震基準に適合している住宅とあるので、築年数が古い家で、耐震改修されていない家は対象外になる場合もありますので、ご注意ください。
この補助金は、大規模リフォームを想定されている方に適用されやすいですが、その割には補助金額が小さいので、利用されている方は少ないのが現状です。
火災保険≠助成金 トラブル急増中!
最近の外壁塗装におけるトラブルで、火災保険を利用したトラブルがあります。
火災保険で出た保険金を外壁塗装工事に割り当てる方法です。
火災保険を利用すること自体は問題ないのですが、火災保険は、本来、台風などの自然災害によって被害を受けた雨樋や外壁を修繕するための保険で、経年劣化による被害は適用外になります。
トラブルになる例としては、業者側が「火災保険を利用しましょう!」と、経年劣化も台風被害のように見せかけ申請し、実際に保険会社から、適用外と判定され、でも工事費用や申請代行費用などを請求してくるケースです。
虚偽の報告は、お客様にもデメリットになるので、火災保険を利用する場合は、信用できる業者に依頼することをおすすめします。