
昨今、お客様から「大井町の外壁塗装の助成金があるってネットで見たのですが、使えますか?」という問い合わせが増えてきています。
結論から言いますと、2025年現在で、大井町では外壁塗装単体の助成金はありませんが、『三世代同居住宅改修補助金』において外壁塗装工事も補助対象となります!
よくネット上で「外壁塗装工事で補助金が使えます!」という誘導広告が出回っていますが、大井町の場合は実際に条件を満たせば外壁塗装も補助の対象となる制度があります。
外壁塗装単体の工事に関しては、補助金、助成金はありませんが、外壁塗装に絡む工事の場合、例えば、窓交換+塗装、耐震補強+塗装、三世代同居のための改修+塗装、省エネ改修+塗装などの場合は、補助金が使えるケースがあります。
こちらでは、大井町に特化した、補助金活用について解説しております。
目次
大井町の外壁塗装補助金の現状
調査の結果、大井町では現在、外壁塗装単体の助成金制度は設けられていません。
しかし、三世代同居住宅改修補助金という制度において、外壁塗装工事も補助対象として明記されており、条件を満たせば20万円の補助金を受けることができます。
注目!三世代同居住宅改修補助金で外壁塗装も対象
大井町独自の制度として、三世代同居住宅改修補助金があります。
制度概要:町内への移住定住及び三世代同居の促進を図ることを目的として、住宅改修を行う方に対して補助金を交付
補助金額:20万円(定額)
対象工事(外壁塗装工事も含まれます):
- 屋根、雨樋、柱、外壁の修繕、塗装などの外装工事
- 床、内壁、天井などの内装替え、畳の取替えなどの内装工事
- 雨戸、戸、サッシ、ふすまなどの取替えなどの建具工事
- 電気、ガスなどの設備工事
- トイレ、ふろ、キッチンなどの水周り改修などの給排水工事
- 自ら居住するための部分の増築・改築など
主な要件:
- 町内に親、子、孫の三世代で同居すること
- 改修した住宅に10年以上居住すること
- 孫は中学生以下であること(出産予定の場合も含む)
- 対象となる工事費用の合計が20万円以上であること
- 世帯全員に町税などの滞納がないこと
申請期限:原則として、改修工事完了日の翌日から起算して6カ月以内
この制度は、三世代同居という条件はありますが、外壁塗装工事が明確に補助対象として記載されている数少ない制度です。
助成金が適用されるケースの実例紹介
外壁塗装工事の単体の助成金は、大井町でありませんが、外壁塗装工事に絡む工事の支援制度(補助金)は、あります。
下記の工事も一緒に検討されている方は、助成金の対象になります。
- 三世代同居のための住宅改修を検討されている方
- 窓の交換も一緒に工事を検討されている方
- 耐震工事を検討されている方
- 省エネ・断熱工事を検討されている方
- **ZEH(ゼロエネルギーハウス)**を検討されている方
上記に当てはまる方は、上記の工事と一緒に外壁塗装工事をする際は、助成金対象となります。
塗装工事の際に足場を組む必要があるので、その時に他の工事も一緒に行う方が多いです!
三世代同居のための住宅改修を検討されている方
前述の三世代同居住宅改修補助金は、大井町で外壁塗装に使える数少ない制度の一つです。
20万円の定額補助で、外壁塗装工事も明確に対象となっています。
三世代同居という条件はありますが、すでに三世代同居をしている場合の改修工事も対象となるため、該当する方は積極的に活用できます。
窓の交換も一緒に工事を検討されている方は、窓リノベがお得!
現在国の助成金として、先進的窓リノベ2025事業があります。
窓(サッシ)を断熱性の高いタイプに交換すると、補助金がもらえる事業です。
窓を交換する際は、足場と外壁を補修するための塗装工事も伴うケースが多いので、窓も一緒に交換されたい方にはおすすめです。
例えば、2階の窓で足場がないと交換できないような場合、外壁塗装工事の足場と一緒に工事を行えば、補助金が活用できます。
窓4か所交換するなら、最大200万円の補助金も!
先進的窓リノベ2025事業では、断熱窓への改修に対して最大200万円の補助金が受けられる可能性があります。
窓(サッシ交換)は、工事条件によって大きく異なりますが、1か所50万円ほど、材料+工事費が発生します。
今1番利用者が多いのが、こちらの補助金です。
耐震工事を検討されている方
耐震工事を検討されている方は、大井町木造住宅耐震改修工事等補助制度があります。
対象住宅:昭和56年5月31日以前に建築確認通知書を受けた一戸建住宅で、地上2階建以下の木造建築物
補助金額:
- 一般世帯:改修工事費用の2分の1(上限100万円)
- 非課税世帯:改修工事費用の4分の3(上限150万円)
耐震改修は、時間と費用がかかる工事なり、住みながら工事が難しいリフォームになります。
費用も1000万円以上の工事になるケースがほとんどなので、耐震改修を本気で検討されている方にしかおすすめできません。
塗装工事と耐震工事は一緒に行うこともありますが、大掛かりな工事になるので、補助金利用者は少ないですね。
省エネ・断熱工事を検討されている方
現在、大井町既存住宅断熱リフォーム補助金があります。
制度概要:既存住宅の断熱リフォームを行う方に対して、費用の一部を補助
補助金額:補助対象経費の3分の1(上限8万円)
主な要件:
- 町内の既存住宅で、補助事業完了後に申請者が常時居住すること
- 耐震性能を確保した住宅または現行の耐震基準に適合させる改修工事が施工されているもの
- 指定する補助対象製品を用いた事業であること
申請期間:令和7年度は4月1日から先着順で受け付け
また、神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金との併用も可能です。
ZEH(ゼロエネルギーハウス)を検討されている方
大井町では、大井町ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金があります。
制度概要:国または神奈川県が行うZEH等に対する補助金の交付決定を受けている方に対して上乗せ補助
補助金額:15万円
主な要件:
- 国又は神奈川県が行うZEH等に対する補助金の交付決定を受けていること
- 町税などに滞納がないこと
ZEH住宅の建築や改修の際は、外壁の断熱性能向上が重要で、外壁塗装も同時に行うケースが多いです。
スマートエネルギー設備を検討されている方
大井町では、大井町住宅用スマートエネルギー設備導入費補助金も用意されています。
補助対象設備と補助金額:
- 太陽光発電システム:2万円/kW(上限10万円)
- 定置用リチウムイオン蓄電システム:5万円
- 家庭用燃料電池システム(エネファーム):5万円
- 電気自動車等充給電設備(V2H):5万円
これらの設備設置の際も、外壁の工事が必要になる場合があり、同時に外壁塗装を行うことで効率的な施工が可能です。
火災保険≠助成金 トラブル急増中!
最近の外壁塗装におけるトラブルで、火災保険を利用したトラブルがあります。
火災保険で出た保険金を外壁塗装工事に割り当てる方法です。
火災保険を利用すること自体は問題ないのですが、火災保険は、本来、台風などの自然災害によって被害を受けた雨樋や外壁を修繕するための保険で、経年劣化による被害は適用外になります。
トラブルになる例としては、業者側が「火災保険を利用しましょう!」と、経年劣化も台風被害のように見せかけ申請し、実際に保険会社から、適用外と判定され、でも工事費用や申請代行費用などを請求してくるケースです。
虚偽の報告は、お客様にもデメリットになるので、火災保険を利用する場合は、信用できる業者に依頼することをおすすめします。
大井町でも、最近火災保険のトラブルが増えてきていますので、ご注意ください!
まとめ
エリアによって、工事内容によって、時期によって、補助金が受けられる場合もあります。
特に大井町は、三世代同居住宅改修補助金という独自の制度があり、外壁塗装工事が明確に補助対象として記載されている数少ない自治体の一つです。
三世代同居という条件はありますが、該当する方は20万円の定額補助を受けることができ、外壁塗装工事の費用負担を大幅に軽減できます。
また、省エネ関連の補助制度も充実しており、ZEHやスマートエネルギー設備との組み合わせで、より大きなメリットを得ることも可能です。
リアルタイムの補助金情報については、地元大井町の信頼できる業者にお任せください!
関連リンク:
- 大井町公式サイト
- 三世代同居住宅改修補助金
- 木造住宅耐震改修工事等補助制度
- 大井町既存住宅断熱リフォーム補助金
- 大井町ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス導入費補助金
- 大井町住宅用スマートエネルギー設備導入費補助金
- 先進的窓リノベ2025事業
- 神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金
注意事項:
- 補助金制度は年度によって変更される場合があります
- 申請前に必ず最新の情報を確認してください
- 工事着手前の申請が必要な制度がほとんどです
- 三世代同居住宅改修補助金は外壁塗装が明確に対象となる貴重な制度です
- 複数の制度を組み合わせることで、より大きなメリットを得られる場合があります
- 移住定住支援制度も充実しており、新たに大井町に転入される方には追加の支援もあります