
昨今、お客様から「松田町の外壁塗装の助成金があるってネットで見たのですが、使えますか?」という問い合わせが増えてきています。
結論から言いますと、2025年現在で、松田町で外壁塗装単体の助成金はありません。
よくネット上で「外壁塗装工事で補助金が使えます!」という誘導広告が出回っていますので、ご注意ください!
外壁塗装単体の工事に関しては、補助金、助成金はありませんが、外壁塗装に絡む工事の場合、例えば、窓交換+塗装、耐震補強+塗装、空き家改修+塗装、二世帯住宅増改築+塗装などの場合は、他の補助金が使えるケースもあります。
こちらでは、松田町に特化した、補助金活用について解説しております。
目次
松田町の外壁塗装補助金の現状
調査の結果、松田町では現在、外壁塗装単体の助成金制度は設けられていません。
松田町以外でも外壁塗装で補助金が使えるケースは、ほとんどありません。
ネット上に蔓延る誤情報!
ただ、ネット上では、「助成金が使えます!」との誤った情報が出ているのが散見されます。
「助成金が使えるかチェックできます」というような広告も増えてきており、トラブルも急増しておりますので、ご注意ください。
助成金が適用されるケースの実例紹介
外壁塗装工事の単体の助成金は、松田町でありませんが、外壁塗装工事に絡む工事の支援制度(補助金)は、あります。
下記の工事も一緒に検討されている方は、助成金の対象になります。
- 窓の交換も一緒に工事を検討されている方
- 耐震工事を検討されている方
- 空き家改修工事を検討されている方
- 二世帯住宅への増改築を検討されている方
- 省エネ・断熱工事を検討されている方
上記に当てはまる方は、上記の工事と一緒に外壁塗装工事をする際は、助成金対象となります。
塗装工事の際に足場を組む必要があるので、その時に他の工事も一緒に行う方が多いです!
窓の交換も一緒に工事を検討されている方は、窓リノベがお得!
現在国の助成金として、先進的窓リノベ2025事業があります。
窓(サッシ)を断熱性の高いタイプに交換すると、補助金がもらえる事業です。
窓を交換する際は、足場と外壁を補修するための塗装工事も伴うケースが多いので、窓も一緒に交換されたい方にはおすすめです。
例えば、2階の窓で足場がないと交換できないような場合、外壁塗装工事の足場と一緒に工事を行えば、補助金が活用できます。
窓4か所交換するなら、最大200万円の補助金も!
先進的窓リノベ2025事業では、断熱窓への改修に対して最大200万円の補助金が受けられる可能性があります。
窓(サッシ交換)は、工事条件によって大きく異なりますが、1か所50万円ほど、材料+工事費が発生します。
今1番利用者が多いのが、こちらの補助金です。
耐震工事を検討されている方
耐震工事を検討されている方は、松田町木造住宅耐震改修補助制度があります。
耐震診断、耐震改修工事の2つに補助金が出ます。
対象住宅:平成12年5月31日以前に建築確認通知書を受けた一戸建て住宅、2世帯住宅または店舗併用住宅で、2階建て以下のもの
補助金額:
- 耐震診断:診断費用の3分の2(上限7万円)
- 耐震改修工事:改修工事費用の2分の1(上限50万円)
申請期限:
- 耐震診断:1月末まで
- 耐震改修工事:11月末まで
耐震改修は、時間と費用がかかる工事なり、住みながら工事が難しいリフォームになります。
費用も1000万円以上の工事になるケースがほとんどなので、耐震改修を本気で検討されている方にしかおすすめできません。
塗装工事と耐震工事は一緒に行うこともありますが、大掛かりな工事になるので、補助金利用者は少ないですね。
空き家改修工事を検討されている方
松田町独自の制度として、空き家改修事業費補助制度があります。
制度概要:空き家に居住するために必要となる改修を行う方に対して補助金を交付
補助金額:改修に要する経費の2分の1
- 一般業者:上限20万円
- 松田町商工振興会会員業者:上限30万円
補助対象者:
- 町内に空き家を所有している方
- 空き家への入居を予定されている方
主な対象工事:
- 居室・台所・浴室・トイレ等、生活をするために必要な箇所の改修
- 主要構造部・屋根・柱・外壁等、建物の機能維持に必要な箇所の改修
- 電気・ガス・水道等、ライフラインに係る箇所の改修
この制度では、外壁の改修も対象となるため、空き家の外壁塗装も補助対象となる可能性があります。
二世帯住宅への増改築を検討されている方
松田町では、二世帯同居等支援奨励金交付制度があります。
制度概要:既存の住宅を増改築して親世帯との同居を始める場合に奨励金を交付
奨励金額:
- 同居の場合:30万円(現金20万円+商品券10万円)
- 近居の場合:20万円(現金10万円+商品券10万円)
主な要件:
- 同居・近居する親が1年以上継続して松田町内に居住していること
- 延べ床面積が50平方メートル以上であること
- 10年以上居住すること
申請期限:建物登記完了日または増改築に係る検査済証の発行日から6カ月以内
二世帯住宅への増改築の際は、外壁の塗り替えも同時に行うケースが多く、この奨励金を活用することで実質的な負担軽減が期待できます。
省エネ・断熱工事を検討されている方
現在、神奈川県既存住宅省エネ改修事業費補助金があります。
窓・壁等の断熱化工事を行う際に支援してもらえる制度です。
補助率:補助対象経費に3分の1を乗じた額又は20万円のうち、いずれか低い額を上限
申請期間:令和7年4月25日(金曜日)から令和7年12月26日(金曜日)まで
対象住宅が、耐震性能を確保した住宅又は現行の耐震基準に適合している住宅とあるので、築年数が古い家で、耐震改修されていない家は対象外になる場合もありますので、ご注意ください。
その他の特色ある補助制度
松田町では、他にも以下のような特色ある補助制度があります。
生垣設置奨励補助制度
生垣設置奨励補助制度では、ブロック塀の代わりに生垣を設置する際に補助金が受けられます。
補助金額:設置費用の100%(上限5万円)
主な要件:
- 樹木の高さがほぼ均一(60cm以上)で列状に植えるもの
- 1m以内に2本以上植え、総延長5m以上のもの
- 幅4m以上の道路に接している住宅敷地内であること
外構工事の際に外壁塗装も同時に検討される方が多く、トータルコストの削減につながります。
住宅取得促進奨励金
新築や購入の際には、住宅取得促進奨励金として10万円の奨励金も受けられます。
火災保険≠助成金 トラブル急増中!
最近の外壁塗装におけるトラブルで、火災保険を利用したトラブルがあります。
火災保険で出た保険金を外壁塗装工事に割り当てる方法です。
火災保険を利用すること自体は問題ないのですが、火災保険は、本来、台風などの自然災害によって被害を受けた雨樋や外壁を修繕するための保険で、経年劣化による被害は適用外になります。
トラブルになる例としては、業者側が「火災保険を利用しましょう!」と、経年劣化も台風被害のように見せかけ申請し、実際に保険会社から、適用外と判定され、でも工事費用や申請代行費用などを請求してくるケースです。
虚偽の報告は、お客様にもデメリットになるので、火災保険を利用する場合は、信用できる業者に依頼することをおすすめします。
松田町でも、最近火災保険のトラブルが増えてきていますので、ご注意ください!
まとめ
エリアによって、工事内容によって、時期によって、補助金が受けられる場合もあります。
特に松田町は、空き家改修事業費補助制度や二世帯同居等支援奨励金など、他の自治体にはない独自の制度があり、外壁塗装に関連する工事で補助金を活用できる可能性があります。
また、町内の商工振興会会員業者を利用すると補助金の上限額がアップする制度もあり、地元業者の活用がお得になるよう配慮されています。
リアルタイムの補助金情報については、地元松田町の信頼できる業者にお任せください!
関連リンク:
注意事項:
- 補助金制度は年度によって変更される場合があります
- 申請前に必ず最新の情報を確認してください
- 工事着手前の申請が必要な制度がほとんどです
- 松田町商工振興会会員業者を利用すると補助金額がアップする制度があります
- 複数の制度を組み合わせることで、より大きなメリットを得られる場合があります█